「気づいたら給料日前に財布が空っぽ…」「なぜか毎月お金が残らない」。そんな悩みを抱える人にこそ読んでほしいのが、竹内謙礼さんの『貯金兄弟』です。
ストーリー仕立ての本作は、“貯める兄”と“使う弟”の対比から、私たちが日常で見落としがちな“ムダな支出”や“浪費の心理”に鋭く切り込んでいきます。笑って読めて、でもどこか胸が痛む──そんな不思議な魅力に満ちた一冊でした。
1. この本を選んだ理由
最近、「お金が貯まらない」「無意識に使ってしまう」という悩みが尽きず、何か根本的な考え方を変えるきっかけが欲しいと思っていました。
そんなときにSNSでこの本が話題になっているのを見かけ、タイトルのインパクトとストーリー形式のわかりやすさに惹かれて手に取りました。
2. 本の要点・概要
本書は、金銭感覚が真逆の“貯金兄”と“浪費弟”の対比を通じて、貯金できる人の思考や行動パターンをストーリー仕立てで紹介しています。
著者の竹内謙礼氏は、マーケティングコンサルタントとしての視点から、無意識の消費行動の背景にある心理や習慣に切り込んでいます。
単なる節約術ではなく、「なぜお金が貯まらないのか」の本質に迫った一冊です。
3. 印象に残った言葉・フレーズを3つ
「お金が貯まる人は、“欲しい”と“必要”を明確に区別している」
「1,000円のランチを迷わず選ぶ人が、将来1,000万円の損をする」
「財布の紐は、心の隙間に緩む」
4. この本から得た学び・気づき
貯金ができないのは「収入が少ないから」ではなく、「お金に対する考え方が未熟だから」という著者のメッセージにハッとさせられました。
たとえば“ご褒美”という名の衝動買いや、“今だけ”というセールの罠──これらはすべて、自分が納得して出しているようでいて、実は感情に支配されている支出でした。
兄のように「感情ではなく目的でお金を使う」意識を持つことが、貯金の第一歩だと気づきました。
5. 明日から実践したいこと
- 支出を「金額＋理由」で記録する習慣を始める
- 買い物前に「必要か、欲しいだけか？」を自問する
- 「先取り貯金」で月初に貯金額を固定する
6. こんな人におすすめ
✅ 何度も節約に挑戦しては挫折してきた人
✅ 「つい買ってしまう」自分を変えたいと思っている人
✅ 楽しく読みながら金銭感覚を磨きたい人
✅ 家計簿をつけてもお金が貯まらないと感じている人
✅ お金に振り回されずに、自分らしく生活したい人
