「がんばっているのに、なぜか評価されない」「一生懸命働いても成果が出ない」——そんなモヤモヤを抱える若手ビジネスパーソンに読んでほしいのが、『ハック大学式 最強の仕事術』です。著者・ハック大学ぺそ氏は、Twitterで累計フォロワー30万人超の人気ビジネスインフルエンサー。本書では、実務で即使える仕事術を、豊富な図解と具体例で丁寧に解説しています。
1. この本を選んだ理由
仕事で忙しい日々が続く中、「努力が空回りしているかもしれない」という焦りがありました。そんなときにX（旧Twitter）で見かけた“ハック大学ぺそ”の投稿がとても実用的で、本書が体系的にまとめられていると知り、すぐに購入。SNS発のビジネス書に少し懐疑的でしたが、読んでみて納得の内容でした。
2. 本の要点・概要
本書は「どんな職場でも通用する再現性のある仕事術」をテーマに、段階的に成果を上げる方法を紹介しています。具体的には「上司とのコミュニケーション術」「成果の見える化」「時間の使い方」「資料作成のコツ」など、仕事における“当たり前の質”を高めるテクニックが詰まっています。単なる理論でなく、実務への落とし込み方が明確です。
3. 印象に残った言葉・フレーズ
「成果を出せない人の共通点は、“自分目線”で仕事をしていることだ」（p.27）
4. この本から得た学び・気づき
一番の学びは、「相手視点で動くことの重要性」です。自分が頑張っているかどうかではなく、「相手がどう評価するか」が仕事の成果になるという考え方は、頭ではわかっていても実践できていなかった部分でした。
たとえば、資料作成ひとつとっても、「自分が説明しやすい」ではなく「相手がすぐ理解できる」が基準になる——この意識転換は、自分の働き方を大きく変えてくれました。
5. 明日から実践したいこと
まずは、すべての仕事において「相手は何を求めているか？」を自問する習慣をつけたいです。また、タスクをこなす前に「この仕事のゴールは何か？」を明確にし、成果を“見える化”する工夫をしていきます。
加えて、著者が勧めていた「3つの視点（上司・お客さま・自分）」での確認を取り入れることで、報連相の質も上げていきたいと思います。
6. こんな人におすすめ
- 「がんばっているのに評価されない」と感じている若手ビジネスパーソン
- 仕事の効率や段取りに不安がある新入社員・中堅社員
- コミュニケーション力を磨きたい人
- ロジカルな資料作成の型を学びたい人
『ハック大学式 最強の仕事術』は、単なるモチベーション本ではありません。地に足のついた実践的なノウハウと、読後すぐに動きたくなるエネルギーが得られる一冊。仕事に悩んだとき、繰り返し読み返したくなる「仕事の教科書」として、手元に置いておきたい本です。
