「考えても考えても答えが出ない」
「頭の中がまとまらず、なかなか行動に移せない」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
考えることは大切ですが、同じ問題を頭の中で繰り返し考えているだけでは、答えが見つからないこともあります。
赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』は、**A4用紙に考えを書き出す「メモ書き」**を通じて、思考を整理する方法を紹介した一冊です。
この記事では、本書の要点とメモ書きの基本的なやり方、日常生活や仕事での活用方法を解説します。
『ゼロ秒思考』を選んだ理由
仕事の優先順位を考えたり、複数の選択肢を比較したりするうちに、時間だけが過ぎてしまうことがあります。
私自身、考えすぎて行動が止まってしまうことがあり、もっと素早く考えを整理する方法を知りたいと感じていました。
そこで興味を持ったのが『ゼロ秒思考』です。
特別な道具を使わず、紙とペンで実践できる点にも魅力を感じました。
『ゼロ秒思考』を3分で要約|重要な3つのポイント
① 頭の中の考えを紙に書き出す
頭の中だけで考えていると、同じ悩みを繰り返したり、問題が複雑に感じられたりすることがあります。
そこで本書が提案するのが、考えを紙に書き出す方法です。
言葉にすることで、何に悩んでいるのか、どこに問題があるのかを確認しやすくなります。
考えを頭の中にため込まず、目に見える形にすることが第一歩です。
② 時間を区切って考える
本書の特徴は、メモ書きに時間制限を設けることです。
1つのテーマについて長時間悩むのではなく、短い時間で思いつくことを書き出します。
時間を区切ることで、完璧な文章を作ろうとせず、今考えていることに集中しやすくなります。
③ メモ書きを繰り返して思考を鍛える
一度メモを書けば、すべての悩みが解決するわけではありません。
大切なのは、さまざまなテーマでメモ書きを繰り返すことです。
仕事の問題、人間関係、将来の目標など、日常のテーマを扱うことで、自分の考えを整理する習慣につなげられます。
『ゼロ秒思考』のA4メモ書きのやり方
本書で紹介される基本的なメモ書きは、次のような方法です。
STEP 1:A4用紙を横向きにする
A4用紙を横向きに置きます。
特別なノートやアプリを用意する必要はありません。
STEP 2:左上にタイトル、右上に日付を書く
考えたいテーマを短いタイトルにします。
例えば、次のようなテーマです。
- なぜ仕事が予定どおりに終わらないのか
- 今日、最も優先すべきことは何か
- 新しいことを始められない理由は何か
STEP 3:1分間で4〜6行程度を書き出す
タイトルについて思いついたことを、短い文章で書き出します。
文章をきれいに整える必要はありません。
自分の考えを止めずに書くことを意識します。
STEP 4:1日10枚を目安に繰り返す
本書では、1日10枚のメモ書きを行う方法が紹介されています。
最初から十分な枚数を書けなくても、まずは手順を理解し、継続できる形で始めてみましょう。
A4メモ書きの具体例|仕事の悩みを整理する
例えば、「仕事が予定どおりに終わらない理由」をテーマにした場合、次のように書けます。
タイトル:仕事が予定どおりに終わらない理由
- 朝の時点で優先順位が決まっていない
- メールを確認するたびに作業が中断する
- 資料を完璧に仕上げようとして時間がかかる
- 急な依頼を断れず、予定が崩れてしまう
- 作業時間を見積もらずに仕事を始めている
これは本書からの引用ではなく、実践方法をイメージするためのオリジナル例です。
書き出してみると、「作業スピード」だけでなく「優先順位」や「仕事の受け方」にも改善の余地があると分かります。
このように、漠然とした悩みを具体的な課題へ変えていくことが、メモ書きの活用方法の一つです。
『ゼロ秒思考』から得た学び・気づき
本書を読んで印象に残ったのは、考えを整理するために、必ずしも長い時間が必要なわけではないということです。
これまでは、じっくり考えるほど良い判断ができると思っていました。
しかし、考える時間を増やしても、同じ悩みを繰り返しているだけでは前に進めないことがあります。
メモ書きは、頭の中にある考えを言葉にするきっかけになります。
私自身、考えを書き出すことで、悩みの原因や次に取り組むことを整理しやすくなると感じました。
明日から実践したい3つのこと
1. 朝に気になるテーマをメモにする
仕事を始める前に、今気になっていることを一つ選んで書き出します。
例えば、「今日の仕事で一番大切なことは何か」というテーマです。
2. 迷ったときは選択肢を書き出す
何かを決められないときは、それぞれの選択肢について、メリットや不安を書き出してみます。
頭の中だけで比較するよりも、判断材料を整理しやすくなります。
3. 考えたことを小さな行動につなげる
メモを書いた後は、「今できることは何か」を一つ決めてみます。
例えば、「資料作成が進まない」という悩みなら、まず構成だけを作るという行動に落とし込めます。
考えを整理するだけで終わらせず、次の行動につなげることを意識したいと思います。
考えを整理したら、次は行動へ
『ゼロ秒思考』で考えを整理できるようになったら、その考えを実際の行動につなげることも大切です。
行動を重ねながら、人との信頼関係や新しいチャンスを広げる考え方については、次の記事でも紹介しています。
▶ 『運とコネのつかみ方』要約・書評|運を味方につける考え方と実践ポイント
『ゼロ秒思考』はこんな人におすすめ
- 考えすぎて行動できない人
- 頭の中を整理するのが苦手な人
- 仕事の判断を速くしたい人
- 自分の考えを言葉にする力を高めたい人
- 紙とペンで実践できる思考整理術を探している人
まとめ|まずはA4用紙1枚から始めよう
『ゼロ秒思考』は、A4用紙へのメモ書きを通じて、考えを整理する方法を学べる一冊です。
重要なポイントは次の3つです。
- 頭の中の考えを紙に書き出す
- 時間を区切って考える
- 繰り返しメモを書くことで、思考を整理する習慣をつくる
考えすぎて動けなくなったときは、まずA4用紙を1枚用意してみましょう。
最初の一歩は、今気になっていることをタイトルにして、1分間書き出すことです。


