「成功したい」「変わりたい」と思いながらも、気づけばいつもの生活に流されている——そんな自分を変えたいと思って手に取ったのが『夢をかなえるゾウ1』。インドの神様・ガネーシャが、ユーモアたっぷりに語る「成功するための行動」は、どれもシンプルで、今すぐ始められるものばかり。それなのに、心にぐさりと刺さる深いメッセージがありました。今回は、この本を読んで私が感じたこと、学んだことをお伝えします。
1. この本を選んだ理由
「もっと行動力をつけたい」「自己啓発書は読んで終わりになりがちなので、実践的な本が読みたい」と感じていた時に、この本がSNSで「行動に移しやすい本」として話題になっていたのを見て、興味を持ちました。ユーモラスな語り口も気になり、自己啓発本に苦手意識があった私でも読めるかも…と思って選びました。
2. 本の要点・概要
本書は、ある平凡なサラリーマンが、突然現れたゾウの神様・ガネーシャから「成功するための課題」を毎日出され、少しずつ変化していく物語形式の自己啓発書です。ガネーシャは、偉人たちのエピソードや実践的な習慣を交えて、成功の本質をユーモアたっぷりに伝えます。成功は特別な才能よりも、日々の小さな積み重ねであるというメッセージが一貫しています。
3. 印象に残った言葉・フレーズ
「人が変わる方法は3つしかない。時間配分を変える、住む場所を変える、付き合う人を変える」(p.112)
この言葉は、今の自分の現状にぐさりと刺さりました。目の前の環境が人生に与える影響の大きさを再認識しました。
4. この本から得た学び・気づき
「成功するために特別なことをする必要はない」ということを改めて学びました。歯を磨く、靴を磨く、コンビニで募金をする——一見地味で意味がないように思える行動も、続けることで自己肯定感や他者への意識を育て、結果的に大きな変化を生むのだと感じました。普段「こんなことで変わるわけがない」と思っていたことこそが、変化の種なのだと思えたのが大きな気づきでした。
5. 明日から実践したいこと
まずは「靴を磨く」「感謝の言葉を口に出す」「毎日何かひとつ人の役に立つことをする」この3つを実践します。どれも時間をかけずにできることですが、習慣として続ければ、自分の意識が少しずつ変わっていくはずだと感じています。特に「人のために何かをする」ことを意識すると、日常がもっと豊かに感じられそうです。
6. こんな人におすすめ
・「人生を変えたいけれど、何から始めていいかわからない」人
・自己啓発書が苦手だけれど、行動のヒントがほしい人
・つい行動を先延ばしにしてしまう、三日坊主な人
物語仕立てで読みやすく、笑いながらもハッとする気づきを得られる一冊です。