笑って泣ける、人生を変える神様からの課題
「人生、変えたいけど何をすればいいか分からない」——そんな悩みを抱えたことがある人は多いはず。ベストセラー『夢をかなえるゾウ』の第2弾では、再び“ガネーシャ”が現れ、悩める主人公と共に成長の旅を繰り広げます。
今回は、前作よりもさらに深いテーマである「死」を背景に、本当の「生きる意味」に気づかせてくれる一冊でした。ユーモアと学びが絶妙に融合したこの本を、読書ブロガーの視点からご紹介します。
1. この本を選んだ理由
前作『夢をかなえるゾウ』を読んでから、ガネーシャのユーモラスな教えにすっかり魅了されました。特に今回は「死」がテーマだと知り、自分自身の人生の意味を改めて考えるきっかけになればと思って手に取りました。また、SNSやレビューでも「前作以上に刺さる!」との声が多く、読まずにはいられませんでした。
2. 本の要点・概要
著者・水野敬也氏は本書で「死を意識することが、本当の生き方につながる」と説いています。ガネーシャが主人公に課す課題を通じて、読者もまた「本当にやりたいこと」「人との関係」「生きる意味」に気づかされます。自己啓発のエンタメ化に成功した一冊です。
3. 印象に残った言葉・フレーズ
「本気で生きようと思たらな、本気で死ぬこと考えなあかんのや」(p.134)
死というタブーに近いテーマを、あくまで軽やかに、それでいて真剣に語るガネーシャの言葉が胸に刺さりました。
4. この本から得た学び・気づき
「限られた時間の中で、自分は何をしたいのか?」という問いを、普段どれだけ真剣に考えているだろうかと反省しました。日々の仕事や人間関係に追われるなかで、自分の人生を「棚卸し」することを怠っていたことに気づかされました。本書を通じて、改めて「今日を生きる」ことの重みを感じました。
5. 明日から実践したいこと
- 「自分が本当にやりたかったこと」を紙に書き出す
- 書き出した内容を毎日目にする場所に貼る
- 身近な人に「ありがとう」と感謝を伝える
小さな行動を積み重ねて、人生の軌道修正を図っていきたいと思います。
6. こんな人におすすめ
- なんとなく毎日を過ごしてしまっている人
- 人生にモヤモヤを感じているけれど、どうすればいいか分からない人
- ユーモアと感動を交えながら、自己成長のヒントを得たい人
- 前作を読んでガネーシャファンになった人
この本は「自己啓発」という枠にとどまらず、ひとつの“物語”としても完成度が高く、読後感も素晴らしいです。笑って泣いて、最後にそっと背中を押してくれる。そんな一冊を探している方に、強くおすすめします。
読んだあと、何かを始めたくなる——そんな力をもった本でした。