【書籍タイトル】
『まずは小さくはじめてみる』
「やりたいことがある。でも、うまくいくか不安で動けない」——そんな風に立ち止まってしまうこと、誰にでもありますよね。私もそのひとりでした。大木浩二さんの『まずは小さくはじめてみる』は、そんな迷いに背中を押してくれる一冊。読後には「今の自分でも、動き出せる」という確かな感覚が残りました。
- この本を選んだ理由
日々、やりたいことや理想の未来が頭に浮かぶ一方で、「失敗したらどうしよう」「続けられる自信がない」といった気持ちにブレーキをかけられていました。そんなときに、書店で「まずは小さくはじめてみる」というタイトルを見かけ、「まさに今の自分に必要な視点かもしれない」と直感して手に取りました。 - 本の要点・概要
本書は、「まず動くこと」の重要性を強調しながら、目標を達成するためには大きな一歩よりも“小さな一歩”を積み重ねることが有効であると説いています。失敗を恐れず試す姿勢、継続するコツ、自分のペースを大切にする思考法などが、具体例とともにわかりやすく解説されています。 - 印象に残った言葉・フレーズ
「失敗しても、小さいからすぐ立ち直れる。だからこそ、小さくはじめる」(p.42)
大きな決断を前にして、身動きが取れなくなるときこそ、この一文の意味が心に染みます。行動を“怖くないもの”に変える力がある言葉だと感じました。
- この本から得た学び・気づき
「成功=一気に成し遂げること」という思い込みが、自分を動けなくしていたことに気づきました。大木さんは、小さな達成を積み重ねることの大切さを繰り返し説いています。たとえば、1日5分でもいいからやってみる、完璧を求めない、成果を急がない——こうした姿勢こそが、結局は大きな変化を生むんだと納得しました。 - 明日から実践したいこと
・やりたいことを「最小単位」に分解して、まずは5分だけでも取りかかってみる
・毎日の行動を記録して「できた自分」に注目する習慣をつける
・結果よりも「続けられたこと」を評価するようにする - こんな人におすすめ
・新しいことに挑戦したいけど、何から始めたらいいかわからない人
・行動力や継続力に自信が持てないビジネスパーソン
・完璧主義で最初の一歩が踏み出せない人
大木浩二さんの本は、ビジネス書としても自己啓発書としても非常に実用的です。「行動する自分」を育てたいと感じている方は、ぜひ一読してみてください。