ニュースの裏側が見えてくる!経済の核心をやさしく解説
経済の基本を押さえたつもりでも、ニュースにはまだまだわからない用語や仕組みが出てきます。そんなときに役立つのが、池上彰さんの『やさしい経済学2』。前作に続き、もう一歩踏み込んだ経済の仕組みや世界経済の動きまで、わかりやすく解説してくれます。今回は本書の魅力を詳しくご紹介します。
この本を選んだ理由
前作『やさしい経済学』で経済の基礎を学び、さらに一歩進んだ知識を身につけたくなったからです。特に最近のニュースでは、グローバル経済や中央銀行の動きなどが多く取り上げられており、その背景を理解したいと思い手に取りました。
本の要点・概要
本書は、経済の基礎を踏まえたうえで、より実践的なニュースの読み解き方を教えてくれます。金融政策、財政赤字、年金制度、格差社会、国際経済など、現代社会の重要トピックを取り上げ、専門用語を極力使わず平易な言葉で説明。経済の「なぜ?」に丁寧に答えてくれる一冊です。
印象に残った言葉・フレーズ
景気回復は誰にとっての回復なのかを考えることが大事です。
政府の借金は将来世代の負担になる一方、景気対策としての役割も持つ。
経済は『心理』によって大きく動く。
この本から得た学び・気づき
経済は数字だけでなく、人々の感情や期待によっても大きく左右されると改めて感じました。たとえば、景気回復のニュースも消費者が楽観的に受け止めれば消費が伸び、悲観的に受け止めれば財布の紐が固くなる。ニュースをそのまま受け取るのではなく、「そのニュースがどんな影響を与えるか」まで考える習慣が大切だと気づきました。
明日から実践したいこと
経済ニュースを読むときに「誰にとってプラスなのか」「どんな心理が働いているのか」を意識して読むようにします。また、金融政策や政府の方針がどのように暮らしに影響するか、自分事として考える習慣を持ちたいと思います。
こんな人におすすめ
- 経済の基礎を学んだ後、もう一歩深く学びたい人
- 経済ニュースの背景を理解したいビジネスパーソン
- 政治・経済の教養を高めたい学生や就活生
- 池上彰さんのわかりやすい解説が好きな人
- 投資や資産形成を始めたばかりの初心者