「経済ってよくわからないけど、社会を理解するには必要そう……」そんな思いを抱えたまま、なんとなくニュースを眺めていませんか？今回紹介する『アメリカの高校生が学ぶ経済学』は、経済の基礎をまっさらな状態からわかりやすく教えてくれる、まさに“経済学の教科書”。高校生向けと侮るなかれ。大人こそ読みたい、目からウロコの内容が満載です。
知らないと損する！経済のしくみ、全部ここにある。
1. この本を選んだ理由
「経済に詳しくなりたいけれど、専門書は難しそう」――そんな思いから、本書を手に取りました。SNSや読書系YouTuberの間でも「わかりやすさがダントツ」と話題になっており、経済学の“超入門書”としてちょうどよいと感じたからです。高校生向けの内容なら、大人にも親しみやすいのでは？という期待もありました。
2. 本の要点・概要
- 著者ゲーリー・E・クレイトンは、経済学の基本的な概念――需要と供給、市場、インフレ、政府の役割など――を日常の例とともに説明しています。
- 「経済とは選択の科学である」という立場を貫きながら、読者に“なぜ経済が重要なのか”を丁寧に解き明かしてくれる一冊です。
3. 印象に残った言葉・フレーズを3つ
「経済とは、希少な資源をどのように分配するかの選択の連続である。」
「すべての選択にはトレードオフがある。無料の昼食は存在しない。」
「市場は“見えざる手”によって調整されるが、完全ではない。」
4. この本から得た学び・気づき
一番の気づきは、「経済は特別な人が学ぶものではなく、私たち全員が無意識に関わっている」ということでした。スーパーでの買い物、給料と税金、住宅ローン……どれも経済活動の一部。そう考えると、経済を知ることは、自分の人生の意思決定力を高めることにつながると感じました。特に「選択の連続」という視点は、時間やお金の使い方にも応用できる大切な考え方です。
5. 明日から実践したいこと
日常の中で「トレードオフ」を意識することから始めたいと思います。たとえば、スマホゲームに1時間費やすのと、読書に1時間使うのでは何が得られるのか？ お金だけでなく、時間や労力の“使い道”も「選択」だと意識することで、より価値ある生活をデザインしていけそうです。
6. こんな人におすすめ
- 経済学をゼロから学び直したい大人
- ニュースや社会問題をもっと深く理解したい人
- 子どもに経済を教える立場にある親や教師
- お金や仕事に関する考え方を整理したい人
- 「教養」として経済に触れておきたい人
経済というと難しそうに感じますが、『アメリカの高校生が学ぶ経済学』は「こんなに身近だったのか！」という驚きに満ちた一冊です。教養としても、実生活のヒントとしても、大きな収穫があること間違いなしです。ぜひ、一度手に取ってみてください。
